2024年11月25日月曜日

WindowsUpdateの通信負荷対策(ローカルブレイクアウト)

 Windows11がリリースされてしばらく経ちますが、Windows10以降WindowsUpdateがほぼ強制になり、頻度もサイズも増えています。今まで1Gの光回線で十分だったのが、今ではまた社内からインターネットが遅いとしばしば言われることが多くなっています。セキュリティ維持のため、小規模事業所や中小企業でも各種のアップデートを行わなければならないほど、外部からの様々なウイルス等による攻撃が増えていますので、セキュリティ更新は確実に行いたいところですが、業務優先のためUpdate関係の通信の帯域を絞らざるを得なくなっているところもあるのではないでしょうか。

ここで行いたいのがインターネット接続のローカルブレイクアウトによるWindowsUpdate通信の分離です。もうかなり前から使われている技術ですので手軽に使えるようになりました。

メインの回線とは別にもう1本インターネット回線を用意して、宛先によって通信回線を振り分ける技術ですが、場所によっては追加の光回線1本がすぐに引けないとか、工事が厳しいとかあるかもしれません。そんな場合に活用したいのが、携帯キャリアで用意しているホームルーターです。例えばドコモのHome5G。これであれば電波が届いていれば工事不要で、ドコモのお店で契約すればその場で開通、ルータも持ち帰れます。有線LANの口もあるのでローカルブレイクアウト機能がある既存のルータやUTMに繋げればWANの2回線目として使えます。以前はこの手のモバイル通信経由だと速度が遅くて使えませんでしたが、今や5Gの時代。地域によっては混雑していて速度が中々出ないフレッツ光よりも早い場合もあります。これでお手軽にWindowsUpdateを分けられるのです。私はこの方法でFortigateやヤマハのRTXを使って帯域不足の問題に対応しています。

WindowsUpdateの日はネットワークが止まって困っている場合は一度検討してみてはいかがでしょうか。意外と自力でできますよ。

Fortigateなどの設定方法などは、また次回上げたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿