2024年11月19日火曜日

ITコーディネータって何する人?

 ITコーディネータって何する人?


前職を退職してしばらくは休養とスキルアップの勉強をしていたのですが、その時にいずれITコンサルとして副業・独立を目指せるようにと思って取った資格がITコーディネータでした。

ITコーディネータは、ITの知識と企業経営の見識を身に付け、経営者の考える企業の成長戦略をともに考え、その実現のために経営戦略(新たな事業の創出や業務効率の改善)の策定やそれに必要なIT技術の導入の支援を行う専門家です。情報処理技術者試験と同じく経済産業省の推進資格ですが、国家資格ではなく民間資格です。

また、独立行政法人情報処理推進機構や特定非営利活動法人スキル標準ユーザー協会に公表されているITSS(ITスキル標準)では、試験判定の最高レベルである「レベル4」認定を受けています。

取得するためには「ケース研修」という集合型でワークショップがある研修を6日間受けてから、試験を受けて合格すると晴れて「ITコーディネータ」になれます。

ケース研修では経営理念、事業や経営の問題点の解決や将来ビジョン、成長戦略などを経営者と一緒に進めていく様々な手法を実際に体験します。「ITコーディネータ」はIT寄りだけではなく、経営者寄りの知識や感覚も求められて、企業の変革構想立案からそのためのシステム導入・評価改善までを一貫して推進・支援して、「IT経営」と「DX」を実現するプロフェッショナル人材なのです。

なのでITコンサルの面と業務コンサルの面の両方を持ち合わせています。

受験する人もIT系の人もいれば、経営コンサル系や経営者、私のような情シスをやっている社内SEもいます。

更にこの資格は毎年資格更新手続きが必要で、最初の3年間は追加の講習の受講が必要だったり、それ以降も更新のためのポイント制があり、最新の経営とITに関する知識を維持するための継続的な学習と実践能力維持向上のための実務活動報告などでポイントを稼がないといけません。資格維持にお金が掛かるのが難点です。

でも中小企業を支援するITコンサル系の仕事(副業?独立?)を目指すのであれば、大企業相手とは違った提案手法や使えるIT知識などの研修やセミナーの案内も良く来るので、受講することでポイントを稼げてしまいます。

急遽ピンチヒッターで行った地方の中小企業のIT専門家派遣の仕事にも役に立った感じです。

コンサル目指すのであればIPAなどの上級資格よりも比較的取りやすいので、お金はかかりますがおすすめです。

詳しくはITCA(ITコーディネータ協会)のページをご覧ください。



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